本の感想
ブログ開設後一年放置してからの積読消化兼文章を書く意味での感想記事。
ライ麦畑でつかまえて(白水ブックス)
どんな物語なのか
主人公ホールデンが過去の出来事を語り口調で進行させる。彼は学校の成績を上げることにも周りの人や社会にうまく溶け込むことにも興味関心が持てずに迷って学校をやめる。その後過去に知り合った人や家族に会いに行き、彼はなぜこんな心境になったかを読者は知ることになる。
家族の死
彼は4人の兄弟姉妹がいた。長男と次男ホールデンと三男アリー、妹のフィービー。彼は兄弟が大好きな家族思いの少年だったが、弟アリーの死によって、彼は自分が出会うどんな人よりもアリーと見比べると見た目も中身も汚い人間に見えてしょうがなくなってしまったんだろう。そして退学後を適当に生きようと考えたところで妹のフィービーによって救われるのがこの作品だ。
弟アリー
アリーはとても頭がよく、野球が好きな純粋な子でありまさに「天使」だったんだろう。ホールデンは弟が無慈悲な死によって生きることと世界に疲れてしまい、自暴自棄な状態で、強がって喧嘩を吹っ掛けるもやられる一方だったり、酒やたばこによって自分を強く見せようとすると同時にそんな自分を小ばかにしたような表現がある。
妹フィービー
ホールデンはどこか遠くへ行こうとする前に妹フィービーに会う。フィービーもアリーと同じように頭が良く、小学生でありながら女の子でありおしゃまなところがホールデンを救うきっかけになる。
なぜ読んだのか
アニメ「攻殻機動隊 stand alone complex」笑い男事件にて何度もこの本が出てきます。素子やトグサが言った表現はTV用であり本では少し違いがあるよ。
この作品なんか映画の「リバーランズスルーイット」に似ててホールデンが話すライ麦畑の話がゆったりと脳裏に浮かぶようで綺麗だった。
ご挨拶
初めまして、bergerac999です。このブログはふとなんでもいいので文章をアウトプットしたいと思い開設しました。ただし記事の内容のストックは特にない笑。
おまけに文章の構成力も語彙も稚拙ですが、誰か見るとも思えないのでのんびり軽いオタクな内容(漫画、アニメ、ゲーム、その他)の記事を中心に、下手でも下手なりに書いていきます。適当です。